2009年8月30日日曜日
他社から引き抜かれる人は「話し方」が違う!
「やります」と言い切る。決断する人は信用される。言葉は意識を変える。エクリチュール。具体的、時間差でほめる/交渉の前にはシナリオを最低2つ以上つくる。NOの場合は数本必要。相手の立場に立つ/カルカッタにて、「いい所だねえ!」 あえてコンプレックスにふれる。自分を分かってくれる人に、人は心を開く/相手の立場に立って話す。そうすれば心をつかむことは難しいことではない/ややこしい話を、短く、簡潔に。ノイズは除去してしまえ/前向きな言葉、ポジティブな言葉を使う/当たり前のことをやる―そこで差がつく/相手のことを思ってしかれば、部下は分かってくれる。怒ると叱るは(まったく)違うよ。怒るのは自分のため、叱るのは相手のため
2
仕事に関係する本を読む/人は成功談より、失敗談に共感する/「挫折をチャンスに変える」を習慣にする/未来に向けた話題は期待感を抱かせる/いくつになっても勉強する/「あの本、面白かったよ」とすすめられたら、次に会うときまでに読んでおく/雑談力。トピック+自分の考え・感想/コミュニケーション=情報、意思、感情/依頼上手、餅は餅屋/意外性を演出。鉄子?/伝える相手を想定しながらインプット。アウトプットありきのインプット
3
話し上手であってもおしゃべりではない/コップは空にしないと、新しい水は入らない。クレーム対応者はまず吐き出させる/訊くことは情報を得ることでもある。それで相手がかなり理解できる。関心のないことには、普通、言及しないからだ。相手の「関心」に関心を持て/目を見て、いや、「顔全体」を見て訊く。アジア人は目を見る、欧米人は顔を見る。だからアジア人は感情を読むのが苦手だ。絵文字だってそうだ。「:)」「(^^」/行動に結びつかない限り、聴いたことにはならない。聞いただけだ。返事だけならサルでもできる。問題解決をしてこそ/アドバイスにはきちんとリアクションする。アドバイスはされたほうより、したほうがよく覚えている。人を動かすのはスキルではなく行動だ/繰り返し、要約、言い換え/相槌では自分の意見は挟まない/yes butタイプとno butタイプ。質問の仕方を変える/話はタテ掘り下げるか、ヨコに広げる/「相手が話したがるテーマ」に水を向ける。察知せよ。なぜ、あの人の前では話しすぎてしまうのか?/自分の話は「訊かれたら話す」くらいでちょうどよい/「それで?」「ほかには?」―こんな言葉を返していないか?/指示する前に意見を言わせる/上司こそ部下に報告する/部下に手柄をゆずる。ほめるほうが部下は育つ。分からないフリをする。器量。ネガティブなことをいわない
4
よくない話し方。①単刀直入、②遠まわし、③バラバラ。話す順番に気をつければOK/叱るのは人格ではなく行為/ほめるのは、人格、能力、行為/結論→理由→所感・具申/基本を人の10倍やれば、10人に1人になる。特別な能力じゃない/理由は、定量+定性で/会社を主語にして話す/「相手の時間を借りる」意識を持つ
5
「分からない」と言えば、喜んで教えてくれる人は少なくない。分からないことは素直に訊く、そうすれば逆に相手の懐に飛び込むことができる/「それはこういう意味ですか?」「例えばこういうことですか?」―噛み砕いて質問する/伝えたいことは1つに絞る。ノイズは除去/議論は相手を論破するためにやるんじゃない。相手を立てることを忘れない。勝負しない/メンターを見つけて、マネする/キーワードを持つ。ぶれない。揺るがない軸。問題にぶつかったときはそこに戻る。大局的視点/ポジティブな言葉を使う/人生は一度きり
肥満は脳の老化を加速する
肥満の人の方が加齢とともに脳の神経組織が多く失われていることが明らかになったそうだ(U.S.news・本家/.より)。
研 究に携わったUCLAの神経科学者Paul Thompson博士によると、高齢者の脳を調べたところ肥満の人は健康な人と比べて脳が16歳分老化が進んでいるような状態であり、過体重の人の場合は 8歳分余計に老化した状態だったとのこと。また、肥満の人は健康な人よりも脳組織が8%程少なく、過体重の場合は4%程少なかったそうだ。脳組織の減少は 主に前頭葉と側頭葉でみられ、記憶力や意思決定能力に影響していると考えられるとのこと。
研究者らは肥満や過体重が脳の老化を促進し、また アルツハイマー症のリスクなどを高めるとみているそうだ。肥満や過体重はまた糖尿病や癌、認知力問題や心臓疾患のリスクを高めるとされている。さらに性的 不能や不妊など一見肥満と関係なさそうな分野への影響もあると考えられているとのことだ。
経営情報論 新版
2 経営情報論の基礎理論
3 経営情報システムの変遷
4 情報通信技術の発展
5 経営情報システムの設計・開発
6 経営情報システムの管理
7 情報通信技術とビジネス・プロセス革新
8 ネット・ビジネス
9 情報通信技術と組織改革
10 情報通信技術と組織コミュニケーション
11 情報通信技術と社会
12 まとめと今後の展望
1 経営情報論の基礎
ICT(情報通信技術)/第1-3の大転換。農業、工業、脱工業。トフラー/ネットワーク外部性、ウィンテル連合、メトカーフの法則/e-Japan戦略ⅠⅡ、IT新改革戦略/データ→情報→知識/非知識化/生産性パラドックス論争(80中-)、情報ペイオフ時代の到来(90中-)/現場レベルの阿吽の呼吸も情報システム機能
2 経営情報論の基礎理論
バーナード、サイモン/限定合理性/構造的意思決定と非構造的意思決定/ゴミ箱モデル。組織化された無秩序。論理的・必然的な秩序ではなく、偶然的・一時的な秩序/コンティンジェンシー理論(60s)/ガルブレイス、不確実性/チャンドラー、アンゾフ/ポーター、競争戦略、価値連鎖/CL戦略、差別化戦略、集中戦略/資源ベース・ビュー(RBV)、バーニー、VRIO/value、rarity、inimitability、organization/SWOT/「インターネットが競争優位そのものとなることはほとんどなく…」(ポーター)/GPT/ITケイパビリティ/短期的な競争優位の獲得の連続こそが、持続的競争優位である/ハード・システム思考とソフト・システム思考―目標追求主導型、学習主導型/ネットワーク=ノード+エッジ/ハイアラキー組織とネットワーク組織―タイト、ルース
3 経営情報システムの変遷
EDPS(電子データ処理システム)/MIS(経営情報システム)。「MISは幻想である」/DSS(意思決定支援システム)。構造的意思決定、非構造的意思決定。プログラム化できるか否か/準構造的意思決定/意思決定のマトリクス。構造、準構造、非構造⇔オペレーショナル・コントロール、マネジメント・コントロール、戦略的計画/トップ、ミドル、ロワー/DSSは、①準構造的意思決定を対象、②代替ではなく支援、③能率性ではなく有効性/DSSの構成要素。ソフトウェア・システム、データーベース、モデルベース/DDMパラダイム/OA(オフィス・オートメーション)/スタンドアロンからネットワーク化/EUC(エンドユーザー・コンピューティング)/C/Sシステム/SIS(戦略的情報システム)。ポーターの競争戦略論を基礎/MRP(資材所要量計画)とCIM(製造業のSIS)/FA(80s)からCIMへ(80後)/BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)。業務コスト、時間、品質の改善をめざす/ビジネス・イノベーション、プロセス・リフォーム/SCM/CRM(顧客関係管理)
4 情報通信技術の進展
2009年8月28日金曜日
東大の先生が実践する「ロジカル」暗記術
東大生はノートをとらない/何のためにそれを覚えるのか/自分の記憶以外を頼りにしたほうがいいこと ほか
第2章「覚えること」を圧縮しよう
「覚えること」を「圧縮する」という威力/「カタマリ」に分けて関連づけよう/例外を認めることが応用可能性を向上させる ほか
第3章 自分の「得意技」を作り出そう
あなたにとって最高の暗記術とは/自分の「得意技」を判断してみよう/5つの記憶のタイプ(1)文字型 ほか
第4章「飽きるまで」は繰り返そう
最後はやっぱり「繰り返し」/まずは「楽」なプランを立てる/何を「繰り返し」すればいいのか ほか
第5章「覚えたこと」を教えて/使ってみよう
美しい東大ノートの正体/委員長キャラには追い風が吹く/教える相手がいなくても「使って」みよう
第6章 集中力を呼び覚ませ
集中するなら「今」を楽しめ/プロセス自体をゲームにしてしまおう/集中のきっかけになる儀式を作ろう ほか
第7章 ロジカル暗記術の実践
戦略的な一連のプロセスを捉える/[英語勉強法(1)]まずはゴールを明確化する/[英語勉強法(2)]自分の現状を整理しよう ほか
2009年8月24日月曜日
ロングテール(アップデート版)―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略
2009年8月23日日曜日
動物農場―おとぎばなし
- ナポレオン
- 雄豚。演説は苦手だが狡猾。後に独裁者と化す。モデルはヨシフ・スターリン。
- スノーボール
- 雄豚。一時は主導権を握り風車建設計画や農場電化計画を推進するが、ナポレオンによって追放され、反逆者とされる。モデルはレフ・トロツキー。
- メージャー爺さん
- 雄豚。全ての動物の平等と自由を謳った「動物主義」を唱えるが、革命直前に病死。モデルはウラジーミル・レーニン。
- スクィーラー
- 雄豚。雄弁家で、相手を丸め込むのに長けている。ナポレオンの腰巾着。モデルはヴャチェスラフ・モロトフ。
- ボクサー
- 雄馬。働き者で力持ち。他の動物たちから尊敬されていてナポレオンも一目置く。常に「I will work harder.(わしがもっと働けばいいのだ!)」と言い続けてひたすら真面目に働く律儀者。しかし、病気になると売られてしまった。モデルはミハイル・トゥハチェフスキーを初めとする赤軍将校。アレクセイ・スタハノフに代表される「労働英雄」であるとする見解もある。
- 6匹の犬
- ナポレオンが密かに育てた犬の一群であり、ナポレオンに忠実な存在。敵対した動物を粛清する。後に子供もできたことで数が増える。モデルはチェーカーやGPU、その関連機関。
- ヒツジたち
- ナポレオンに反対する動物や、都合の悪い発言が出た時に、ある特定のスローガンを連呼して妨害する。モデルはコムソモール。
2009年8月22日土曜日
コハダは大トロより、なぜ儲かるのか?
計算力を強くする 完全ドリル
2009年8月17日月曜日
どうする!依存大国ニッポン
0 4つのアクター―有権者、国家議員、官僚、特別利益団体
1 日本経済
2 国防
3 財政赤字―800兆円
4 食料―40%
5 エネルギー―4%
6 少子化
7 依存大国ニッポン
あとがき
2009年8月16日日曜日
戦略的思考の技術―ゲーム理論を実践する
1 戦略
携帯の電源が切られていても、いきなり相手に詰問する前に、相手がどのような行動を返してくる可能性があるかをまず考えるべきだ/混乱した人は下から2番目の値段のワインを注文するものだ。…おとりに過ぎない
2 先読みと均衡
経済の見出しをつけるか、政治の見出しをつけるか?/自分の能力を超えるから、先読みをしたくてもできないのであって、先読みをする必要性を認識していない人はまずいない/コミットとそれを信頼させること―例えば記者を解雇する
3 リスクと不確実性
人命は尊いが、コスト感覚は必要
4 インセンティブ
社会経済現象を理解するためには、各個人が直面するインセンティブの構造を考えなければ、その本質的理解は得られないといっても過言ではない/法律とはインセンティブの構造を明文化したものに過ぎない/インセンティブ契約…ある行動をとったらどのような利益が与えられるのかを、前もってお互いに約束しておく/行動を変えることが目的なのだから、隠れて取り締まるのでは意味がない/インセンティブを与えるにはコストがかかるし、行動を誘うのにも適当な程度というものがある
5 コミットメント
ウェイト・アンド・シー戦略。コミットメントはできるだけ避けたほうが有利/信頼できるコミットメントでなければならない/第三者を利用したコミットメント―値下げする権限を与えられていない/自分にコミットする方法/信頼されなければならない人は、守れない約束を絶対にしてはならない/ホールドアップ(holdup)/特殊な物を使い続けることにコミットしないことがホールドアップを避けるテクニック/ホールドアップが将来の先読みの不備から生じることを思い出せば、情報収集がホールドアップ解消に役立つことは明らかだろう
6 ロック・イン
一度捕まえたら離さない。スイッチング・コストとロック・イン/QWERTYとか/なぜ秋葉原や原宿か? 必然というよりはたまたま少し店があったくらいのこと/情報が少ないときにも偶然のロック・インは起こりやすい
7 シグナリング
返品OKというシグナルを送ることで、新製品の品質が高いことへのコミットメントを強くする効果がある/シグナルが効果を持つには、シグナルを発生するのにコストがかからなければならない/企業が大都市に本社をおくのはシグナル効果もある/資格取得のシグナリング
8 スクリーニングと逆選択
ふるいにかける/保険と逆選択/リスクの高い人ほど保険に加入/逆選択とデータの解釈/意見を言う人が選ばれた時点で、選び方は無作為ではない
9 モラル・ハザード
10 値引き競争
11 オークション
あとがき
黄金時代(1930) L'AGE D'OR
のっけか ら、サソリがネズミを襲う映像で挑発し、何やら学術的解説が被って、ブニュエル一流のまやかしのムードふんぷん。廃人のごとき匪賊たちの納屋での語らいと 砂漠への自殺的逃亡の合間に海辺の岩場でミサをあげる大司教たちが映り、そこへ人々が船で上陸すると、骸骨が転がって驚かす。人々の中の女に飛びつく狂 人。彼は連行され、愛玩犬を蹴とばし、甲虫を踏み潰す、そしてヴァイオリンでドリブル。女は侯爵の娘で彼とは恋仲で、化粧鏡に沸く雲をみる。その家では パーティが行われ、居間に牛が、客間に馬車が…。トイレに腰かける女は男を幻視する、マグマの映像と共に水洗を流す音。女は涙し、たなびくトイレット・ ペーパーは海草である(書いてると気が狂いそうだ!)。
特にエピローグは以上の文脈から更に逸脱し、ワケわからんちんなのだが、暗喩とか小むづかしいこと は考えずに、みだらにそのイメージに淫すれば、得るものも多いだろう。狂愛の挿話を彩るのはもちろん(?)、ワーグナー作曲『トリスタンとイゾルデ』だ。
アンダルシアの犬(1928) UN CHIEN ANDALOU
時計じかけのオレンジ(1971) A CLOCKWORK ORANGE
赤一色の画面からオレンジ色に変わってゆく オープニング、「雨に唄えば」のメロディに乗せて繰り広げられるレイプ・シーン、荘厳なバロックやクラッシックをカバーした電子音楽、広々としたレコード 店の独特のセットなど、映画全編にシニカルな演出が満ち、なおかつブラックなテーマをポップに昇華させるという、キューブリック監督の手腕が冴え渡る。
「2001年宇宙の旅」と並んで、SF映画という枠におさまらない突出した輝きを持っている作品だ。
マルホランド・ドライブ(2001) MULHOLLAND DRIVE
真夜中のマルホランド・ドライブで起きた車の衝突事故。ただ一人助かった黒髪の女は負傷した体でなんと かハリウッドの街まで辿り着く。女が隙を見て留守宅へ忍び込むと、そこは有名女優ルースの家だった。女は直後にやってきたルースの姪ベティに見つかってし まう。とっさにリタと名乗った女を叔母の友人と思い込むベティだったが、すぐに見知らぬ他人であることを知る。問い詰めるとリタは何も思い出せないと打ち 明ける。手掛かりを求めて開けたバッグには大金と謎の青い鍵。同情と好奇心からリタの記憶を取り戻す手助けを買って出るベティだったが……。
裸のランチ(1991) NAKED LUNCH
小説家志望の主人公(P・ウェラー)は、しがないセールスマン。寸 暇を惜しんでタイプライターに向かっているが、その分、本業がおろそかになっている。妻(J・デイヴィス)は麻薬に手をだし、廃人の一歩手前。そんな中、 かつては中毒者だった彼自身、自分の売る怪しげな殺虫剤を試して、恐ろしい幻覚と溢れる想像力を交互に得るようになる……。
「ニュー・エイジ」でも共演し た主演二人がいずれも熱演で、特にデイヴィスの不気味な怪演は忘れ難い。
ストーカー(1979) STALKER/ СТАЛКЕР
悪魔のいけにえ(1974) THE TEXAS CHAIN SAW MASSACRE
アニー・ホール(1977) ANNIE HALL
心の声を字幕で流してみたり、いきなり本筋と関係ない人物が現れたりと、ユニークな手法も尽きないが、根底にあるのはアレンの しっかりとしたタッチ。タイトル・ロールを演じるD・キートンが主演女優賞に輝いた他、アカデミーでは作品・監督・脚本賞を受賞している。
2009年8月15日土曜日
ピエル・パオロ・パゾリーニ/ソドムの市(1975) SALO O LE 120 GIORNATA DI SODOMA/SALO: 120 DAYS OF SODOM [米]
ピンク・フラミンゴ(1972) PINK FLAMINGOS
“地上で最も破 廉恥な人間”の座をめぐって、考え得る限りの変態行為が能天気に繰り広げられ、明るい気分にさせてくれるJ・ウォーターズの革命的傑作。この醜悪きわまり ない映画を日本で見ようとすると、当然、バッチリ修正が入る。それで助かる部分、無きにしもあらず。だって、老婆エディと友人エッグ・マンの挙式パーティ で行なわれるアヌス・ダンスはホンキでグロいんだもん。加えて、エピローグで“正真正銘・本番”と銘打たれるディヴァインの犬の糞ライブ喰いはやっぱり胸 がムカつきます(BGMはペティ・ページの“わんわんワルツ”)。
常識人にはあまりお薦めできない作品。製作25周年を記念して未公開シーン(ウォーター ズ自身の解説付き)で復元された<特別編>が作られ、日本でも98年にリバイバル公開された。
スパイダーマン(2002) SPIDER-MAN
両親を亡くし、おじ夫妻に育てられたピーター・パーカー。ミッドタウン高校に通う彼は、科学好きで人一倍オクテ。隣に住む幼なじみのメリー・ジェー ン・ワトソン(MJ)にもなかなか思いを告げられず、悶々とした毎日を送っていた。ある日、ピーターは社会見学でコロンビア大学の研究室を訪れ、そこで遺 伝子改良を施された「スーパースパイダー」に噛まれてしまう。激しい悪寒に襲われるピーターだったが、翌朝目覚めるとその体には驚異的な視力と体力が備 わっていた。さらに手首からはクモの糸が飛び出し、指先だけで壁をよじ登れるようになっていた。
私利私欲のためにその力を使ったピーターだったが、愛するベンおじさんを強盗に殺されてしまう。力の代償を深く受け止めたピーターは正義のために尽くすことを決意。高校を卒業した彼は「スパイダーマン」として、ニューヨークにはびこる悪と闘う毎日を送ることになる。
そして同じ頃、軍事企業「オズコープ」の実験室でまたひとりの怪人が誕生しようとしていた。「オズコープ」の社長であり、ピーターの親友ハリーの父 親であるノーマン・オズボーンが実験用のパワー増強剤を自ら服用したのだ。副作用で別人格が覚醒したノーマンは「グリーン・ゴブリン」となり、世界征服を 企む。
互いの正体を知らない2人の、摩天楼を巻き込んだ激しい対決が始まろうとしていた…。
その他
同名のアメリカン・コミック『スパイダーマン』 の実写映画化作品。映画化の企画自体は以前からあったが、壁に張り付き、スパイダー・ウェブで街を縦横無尽に飛び回るスパイダーマンの姿を実写映像化する のは技術的に困難といわれていた。21世紀になりCGをはじめとする特撮技術が進歩した事により、映画化が可能となった。監督には当初ジェームズ・キャメロンの名が挙がっていたが、『死霊のはらわた』などのカルト映画で知られたサム・ライミが手掛ける事となり、突然超能力を手に入れた主人公のヒーローとしての苦悩に焦点を当てたストーリーとなっている。世界的ヒットとなり三部作が作られ、更に六作目までの製作が予定されている。
しかし、本作の制作は非常に困難を極めたという。撮影開始間もない頃に、スタジオでの撮影中に機材が崩れるという事故が発生し、その事故でスタッフが1名死亡してしまうという惨事が起きた。更には、本作の舞台はニューヨークとなっているが、撮影の真っ只中に9.11が起きたため、既にカメラに映っていたワールドトレードセンターをすべて消去しなければならなくなり、完成も危ぶまれたという。TVCMも9.11が起きる前はワールドトレードセンターが映っていたが、事件後は別の映像のものに差し替えられた。
アンタッチャブル(1987) THE UNTOUCHABLES
1920年代から30年代初期の禁酒法は闇酒場を横行させ、犯罪組織は密造酒とカナダからの密輸により莫大な利益をあげていた。地元の警察や裁判所を買収しているギャングたちが市民への殺人も厭わない状況に政府はアメリカ第三の大都会であるシカゴへ 財務省のエリオット・ネス(ケヴィン・コスナー)を派遣する。野心家で目立ちたがり屋のネスは赴任早々、密造酒摘発で手柄を立てようとして失敗。さらに新 聞記者に写真にとられて落ちこむネスに、帰り道で会った初老の警官ジム・マローン(ショーン・コネリー)は警官の仕事は手柄を立てるのではなく無事に家に 帰ることだと教えられる。
翌日、オフィスに来たネスは抗争の巻き添えになって死んだ少女の母親から諦めないでと励まされ、新たな決意を胸にマローンを呼び出す。周りに聴かれ ないように署を出て教会のベンチに座った二人。ネスはカポネ(ロバート・デニーロ)を逮捕する決意をマローンへ打ち明け、信頼できる仲間と班を編成するた めに協力してほしいと頼む。カポネの実力を知るゆえに躊躇うマローンだが警官としての生き方を貫くことを決意する。警察学校の生徒だった新米のジョージ・ ストーン(アンディ・ガルシア)、財務省から応援にきた簿記係のオスカー・ウォーレス(チャールズ・マーティン・スミス)と四人が揃ったところでマローンが全員に銃を持たせて歩きだす。進んだら後戻りできない修羅の道、彼らはその一歩を踏み出していく…。
その他
- シカゴ・ユニオン駅でのカポネ一派との銃撃戦の「階段落ち」のシーンは『戦艦ポチョムキン』からの引用(ちなみにデ・パルマはもともと引用する気はなく、列車を舞台にした大がかりなアクションシーンを撮ろうとしたが、予算がなくなったので仕方なく「階段落ち」を思いついたという)。(ついでに「裸の銃を持つ男3」の冒頭でパロディー化されている。)
- 冒頭のバーの場面はよくアルフレッド・ヒッチコックの『サボタージュ』からの引用だと言われるが、昔のギャング映画に似たようなシーンがよく出てくるのも事実。
- この映画や他の「アンタッチャブル」を描いた映像作品では、エリオット・ネスによる自伝を 原作としている。しかし、どの作品も、ストーリー面で脚色されている部分が多いものとなっている。実際のネスのチームは誰も喪うことなく職務を全うしてい る(ただし、正式メンバーでないネスの運転手が殺されている)。また、誰も買収には応じなかったとされているが、実際はメンバーの数人は買収されていた。 また、自伝にも銃撃戦の描写があるが、メンバーは「一度も銃を撃つことはなかった」と証言している。
- この作品は、1959年から1963年まで放送されたテレビシリーズを映画化したものと思われている。しかし、実際には『ザ・アンタッチャブル どてっ腹に穴を開けろ』のリメイクといったほうがよい。テレビシリーズはカポネ逮捕後の残党を逮捕する物語だからである[要出典]。
- 衣装はジョルジオ・アルマーニが担当。しかし、ショーン・コネリーは馬鹿げていると反対し、自前のスーツを着用した。
- フジテレビ「ゴールデン洋画劇場」で2回目に放送された際、ネスの自宅でのシーンなどがカットされ、ネスの家族は登場しなかった(1990年の初めての放送のときにはあった)。
2009年8月14日金曜日
記憶力を強くする
1 脳科学から見た記憶
タクシー運転手の記憶力/神経細胞はダメージに弱い―酒、薬、衝撃/鍛えた分だけ記憶力がつく
2 海馬
短期記憶と長期記憶―RAMとHDD/エピソード記憶と意味記憶―経験と知識/潜在記憶と顕在記憶/チャンク化/マジックナンバー7/意味記憶は知識だが、どんな知識でもはじめは何らかの状況の下で脳にたくわえられた。その状況が消えてしまい、知識だけが残り意味記憶となっていく。…エピソード記憶と意味記憶は、経験と時間によって、そのどちらにも変わりうる/手続き記憶―how toの記憶/プライミング(入れ知恵)記憶―「ほうれそんう」/これらを「スクワイアの記憶分類」と呼ぶ/記憶は歴史の階層―「エンゼルフィッシュは泳ぎますか?」「エンゼルフィッシュは呼吸しますか?」/記憶システム相関―①エピソード記憶、②短期記憶、③意味記憶、④プライミング記憶、⑤手続き記憶(①-②:顕在記憶、③-⑤:潜在記憶)/高等な動物ほど上の階層の記憶が発達/幼児期健忘/海馬はエピソード記憶と意味記憶に深く関係/海馬に記憶が留まっているのは長くて1ヶ月程度にすぎない/記憶は取り出すことのできる完全な形で側頭葉に貯蔵されていた―ペンフィールドの実験/海馬→側頭葉/θ波と場所ニューロン/興味・関心を持ってθ波を発生させよ/柔らかいものより硬いものを食べる、1人より社会と交わる、同性よりも異性
3 脳とコンピュータ
4 可塑性―脳が記憶できるわけ
古典的条件反応とオペラント条件反応―生理的な反射とお手/手順を分解し、段階ごとに分ける/脳はいい加減なヤツ―ファジー記憶/下等な動物ほど厳密な記憶の割合が多い傾向(ファジーが少ない)/違いの大きなものを区別できるようになってからでないと、小さいものを区別できるようにならない/記憶の3箇条―①何度も失敗を繰り返す、②きちんと手順を踏む、③まずは大きくとらえる/記憶することは神経細胞のつながり方が変化することである/1つの神経回路にはさまざまな情報が同時に雑居してたくわえられる。これが「連想」や「想像」を生み出す/コンピュータはアドレス方式/増殖・発芽とシナプス可塑性―「路線図」を書き換えることと「時刻表」を書き換えること/デカルト、『情念論』/事象を連合させると覚えやすくなる
5 LTP
6 科学的に記憶力を鍛える
年齢に見合った記憶の仕方がある/覚えたい対象に興味を持つ/脳は使えば使うほど、使えるようになる/脳はストレスを記憶できる―慣れる/記憶力が増強されれば、ストレスも解消される/関連付ければ覚えやすい―理解すれば脳はしっかり記憶する/声に出す―目の記憶より耳の記憶のほうが心に残る/具体的に想像せよ―「想像は知識よりも重要である」(アインシュタイン)/精緻化を心がければ、記憶がたやすくなり、有用なものとなる/「自分で納得のいかない限り人を納得させられない」(アーノルド、作家)/エピソード記憶は次第に意味記憶に置き換えられてしまう。エピソード記憶として保存するための努力を忘れてはならない/勉強はほどほどに?―記憶の干渉/ある程度の類似性があることを覚えると以前の記憶が妨げられてしまう/不用意に記憶を詰め込むと、かえって覚えが悪くなる/海馬の仕事は整理整頓―記憶のふるい/効率のよい復習とは、以前の記憶が海馬に保管されているうちに、情報をもう一度海馬に送信してやること。すると、海馬はこれを必要な情報と判断して、側頭葉に「これを記憶せよ」と送り返す/記憶は夢を見ることによって保存される/一般に、ものを習得するときは、まず大局を理解しておくことが大切/ひとつのことを記憶すれば、自然とほかの事の法則性を見出す能力も身につく。多くのことを記憶して使いこなされた脳ほど、さらに使える脳となる/手続き記憶が天才を作る/記憶にはべき乗法則がある/努力と成果は比例関係ではなく、累乗関数の関係にある
7 魔法の薬
8 脳科学の未来
知能のドーピングは公認されてもよい/獲得→固定→再生/「忘れる」とは記憶がなくなることではなく、再生できなくなること
おわりに
DUOの使い方(個人編)
このサイトのやり方はなかなか参考になった。
大事なのは、まずはじめに、日本語のイメージからつかむことだ。和訳を先に読むのだ(これは最初のうちだけ)。読むとはいっても、和訳を丸暗記するのではなく、日本語で読んでその場面をヴィジュアルでイメージするのである。
前述のサイトでも指摘されているが、ある単語を記憶すると、それを含んだDUOの例文がイメージされるようになる(まで習熟する)。さらに、セクションごとにある程度ストーリーになっているので、その周辺の例文も思い浮かぶようになる(かもしれない)。そのように思い出す作業をしていると、記憶への定着度も著しく増すはずだ。
650本の英文(あるいは会話)が45セクションに分かれている。暗記は「薄く何回も」が基本だが、1回あたりの面積が広すぎると記憶にまったく定着しないこともあるので(このあたりは当該異分野に対する個々人の知識による)、詳しくない分野であれば、ある程度絞って繰り返していかなければならない。
まずは、3セクションずつのカタマリとし、習熟度が増してきたら、15セクション(あるいは9?)をひとカタマリとする。すなわち、
3x15=45
↓
15x3=45
のようにやっていくといった方法だ。
すべての英文の7-8割を理解したら、復習用CD(例文のみ収録されている方)を使い、リスニングをやるとよい。
DUOの目標と学習法
見出し例文560本を60分で聞き取れるようにすること(*)
*例文を暗唱することは目標になっていない
推奨学習法
1
1.1 例文を理解しながら和訳
1.2 基礎用CDでリスニング
1.3 日本語の意味をイメージしながら音読を繰り返す
2-A 復習用CDを毎日2回ずつ聴くことを1ヶ月繰り返す
2-B 見出し語の関連語を覚えていく
2009年8月12日水曜日
DUOと情報カード―まずは「英文→訳文」から
金銭コストを考えてみよう。情報カードを1枚4円(100枚で400円前後)と考えると、650本の英文すべてについてカードを作成すると2600円かかる。まあ、例文を記憶できるのならば、それくらいのコストは大したことはないのだが、書籍自体が1200円(税抜)だし、本を使ったほうがよいだろう。
だいたい、カードを作るのに肩がこるし、時間もかかる。「大敵は下手な勉強そのもの」(『知的生活の方法』)なのをすっかり忘れてしまった。これだったら、友達と遊ぶか、映画やDVDでも見ていたほうがよい。
カードを作るとすればどうしても記憶しづらいところだけにすべきだ。しばしば言われることだが、カードを作ることが目的となってしまってはならない。あくまで自分の頭に定着させることが目的だ。
渡部昇一氏も、「1冊の本のカードを取るコストで、20冊の本に線を引ける」ようなことを言っていた(『知的生活の方法』)。
また、「英語マスターは英文の暗誦にあり」とよく言われる。当初は「訳文→英文」の暗唱をめざしていたが、ちょっとハードルが高いので、まずは、英文をすべて理解することからはじめよう。少なくとも暗誦はそのあとだ。「最初のハードルは低く」(鎌田、『一生モノの勉強法』)
*カード版が出ていた。
2009年8月9日日曜日
認め上手 人を動かす53の知恵
ほめたりしかったりは「強化の理論」。人間と動物は違う。だからほめるより、認める/認めることは鏡。自分が鏡にならなくても、いろいろは鏡を用意してやればよい/露骨なアメやムチを使わなくてよい
1 ほめ上手より、認め上手になれ
有能感や自己効力感を高め、やる気を引き出す/ありのままを認めよ/日常の承認とキャリアの承認(短期と長期)を使い分けよ/1人1人の承認願望を理解する/挨拶すること、話しかけることは相互承認の第一歩/若手は新人を指導させることで動機付け/異性の承認力は大きい/リーダーは黒子になることを厭うな―インフラ型リーダーシップ、サーバント・リーダーシップ/席を決めないフリーアドレス制/ハーズバーグの「動機づけ要因」と「衛生要因」とは?/満足をもたらすのが動機づけ要因(ex.名誉、尊厳)、不満をもたらすのが衛生要因(給与)/部下の9割は名前を出すと喜ぶ。とりあえず遠慮するのは日本人のジェスチャーだ/名前を出すなら裁量権も与えねばならない。ホウレンソウを重視しすぎるな(監視が目的ではない)/「見える化」を監視目的に使ってはならない(遠藤、『見える化』)/これからは、評価より評判/ホーソン実験…職場に非公式な集団が自然と形成され、規範(ノルム)ができ、そのノルムが生産性を左右する/仲間内で評判のよい者がよい仕事をするとは限らない/飲み会、レクリエーションの企画は若手にやらせる
2 失敗しないほめ方、しかり方
ほめる、しかるのマイナス面と上手なやり方/誇張したほめ方、作為的なほめ方はだめ/因果関係が分かるよう間を空けずほめる/具体的にほめる/相手の自尊心に合わせたほめ方/「あなたは好きではないけれど実力はすばらしい」―斜め上から目線でほめる/媒介者を使って間接的にほめる/うっかり地雷を踏むな―沈黙、不快な表情を見逃さないで記憶しておく/利害が対立しているときは、より上位の目的に照らして/ほめる、しかるは5対1/「君ほどのものが周りの模範となってくれなくてはダメじゃないか」―プライドをくすぐりながらしかる/タテマエしか見せない上司より、ホンネで接する上司のほうがむしろ信頼される
3 「表彰」はこれだけ使える
知的生活の方法
1 自分をごまかさない精神
2 古典をつくる
一度読んだ本を読み返すことはそんなに損か?/古典―繰り返しに耐えうるかがポイント
3 本を買う意味
身銭を切る/読みたいときに取り出せる/読んだ本はすぐに忘れるものだ。それは唖然とするほど/精読あるいは通読する本は買ってしまう/ハサミで切ろうと身構えていると、結局切らなくなってしまう/本は不思議なものである。買えばよいというものではないが、買わなければまた駄目なものである。買えば知識が増す、というものでもない/少しずつでもちゃんとした本が増えているか?―知的生活が続いているかを見る方法/旧帝大を出た人でも、10年前と本棚の本が変わっていないという例はいくらでもある/本を買い続けることは、知的生活者の頭脳にとって、カイコに桑の葉を与え続けるようなものだ
4 知的空間と情報整理
本は読んでもなくならない、本は確実に増えていく/知的生活=絶えず本を買い続ける生活/空間との格闘/受動的知的生活と能動的知的生活/あるものは全部読み、あるものは部分的に読んだ/金は時なり/1冊分のカードを取るコストで、20冊の本の要所に赤線がひける/天才の音楽に自分の感性をどっぷりと浸す/お金の一番大切な使い方は、時間を買うということである。50歳になって余命20年と思う必要はない/クーラーで3ヶ月間無駄にせずにすむようになった/カード・システムが必要なのは、①空間確保と②プロの場合である/カード・ボックス/ファイル・ボックス/雑誌をいちいち買っていたのでは金がかかる上に置き場所に困る/「求めよ、さらば与えられん」は、キリスト教者でなくても信じたほうがよい
5 知的生活と時間
静かなる持続/タイム・リミットの設定による見切りで、比較的短時間に『万葉集』でも『古今和歌集』でも通読できる/そんなことは専門家に任せておけ/時間を空費させる最大の敵は下手な勉強だ。友達と飲んだとかは気晴らしにもなるので大したことはない/「英語でろくに挨拶もできないのにドイツ語も習いたいだって?」/中断という敵/まとまり時間と細切れ時間/コースティング(coasting)、休息、退行現象/ヴィトゲンシュタインはケンブリッジ大学での講義のあと、三文映画をみていたという
6 知的生活の形而下学
交際を楽しむ/確かに過食ほど頭の働きに悪いものはないと思う/「よく射る弓はよく弛ませなければならない」同じように「よく使う頭はよく休めなければならない」
1 イギリス
アングロ=サクソン
デーン朝(1016-42)
ノルマン朝(1066-1154)
プランタジネット朝(1154-1399)
バラ戦争(1455-85)
◆絶対王政と市民革命
テューダー朝
ステュアート朝
ピューリタン革命と共和制
王政復古
名誉革命
◆近代
近代国家の基盤確立
ジョージ1世(1714-27)、ハノーヴァー朝の成立→首相に政治を委ねる→後にウォルポール内閣による責任内閣制/
18C-19C
19C前半の自由主義的改革
ヴィクトリア女王時代
WWⅠ
◆現代
戦間期
アイルランドに自治(22)/選挙法改正により参政権の男女平等/労働党勢力拡大によりマクドナルド労働党内閣成立(24)
世界恐慌
マクドナルド挙国一致内閣(31-35)/金本位制廃止(31)/オタワ連邦会議(32)→ブロック経済政策
WWⅡ
ドイツ・ファシズム政権に対し、チェンバレン内閣は宥和政策/WWⅡ後、チャーチル内閣が連合国陣営を指導/大西洋憲章(41)、カイロ会談、テヘラン会談(43)、ヤルタ会談、ポツダム会談(45)等に参加し、戦後秩序構築等を話し合う
WWⅡ後
アトリー内閣(45-51)、重要産業の国有化/サッチャー内閣(79-90)、フォークランド紛争、香港返還協定調印
2009年8月8日土曜日
ストローマン(わら人形論法)
ストローマン (straw-man)とは、議論において対抗する者の意見を正しく引用せず、あるいは歪められた内容に基づいて反論するという誤った論法、あるいはその歪められた架空の意見そのものを指す。語源は仕立て上げられた架空の存在を藁人形に見立てたことから。そのまま直訳して「わら人形」「わら人形論法」とも言う。
相手の意見を誤解していたり、正しく引用することなく歪めたり、誇大に解釈すれば、その意見に反論することは容易になる。このばあい第三者から見て 一見すると反論が妥当であるように思われるため、人々を説得する際に有効なテクニックとして用いられることがある。これは論法として誤謬(論点のすり替え)であり、無意識でおこなっていれば論証上の誤り(非形式的誤謬)であり、意図的におこなっていればその実態は詭弁である。しばしば感情に訴える論法と共に用いられる。また相手の発言のうち、反論するのに都合の良い部分だけをとりだして反論することをクオート・マイニングとも呼ぶが、クオート・マイニングはストローマンの一種である。
マスメディアにおいて対抗意見を充分に取材せず、独自に解釈した反論を両論併記などの形で用いることは、故意でないにしろストローマンに繋がるものである。しかし実際にはこうした手法はしばしば報道に取り入れられている。
- 相手の意見を歪めた説明を相手が提示したものとして引用する。
- これに対する自らの反論を示し、論破されたものと扱う。
- 相手の意見に同調する不完全な擁護意見を持ち出し、充分な主張・再反論がされたように見せかける。
- 批判されて当然である(本来無関係でも一見関係のありそうな)問題や考え方を創造し、さも相手側の意見はこれを象徴するものとして強く非難する。
簡単な例:
- A氏「私は子どもが道路で遊ぶのは危険だと思う。」
- B氏「そうは思わない、子どもが外で遊ぶのは良いことだ。A氏は子どもを一日中家に閉じ込めておけというが、果たしてそれは正しい子育てなのだろうか。」
ToDoを活用する10の方法
- 自分にあったToDoリストツールを用意する。ソフトウェアでもいいし、オンラインアプリケーション、プロジェクト管理ツール、または紙とペンでもいい
- 用意するツールは自分にとって楽しいものである方がいい。たとえばデザイン性がいいものを選ぶなど、使っていて楽しいものにする
- まず、思いつくタスクを全部書き出す
- 書き出したタスクをカテゴリに分類する
- 曖昧なタスクを、作業内容がより明確なタスクへと書き換える
- タスクには何を「する」のかをはっきり書く。そのためには名詞ではなく動詞を使う
- タスクに優先順位を設定する
- その日のうちにやるタスク、その週にやるタスク、その月にやるタスク、のようにタスクを時間ベースで分類する。重要なのは現実可能なように設定し、無理な設定をしないこと
- 一週間に一回といったペースでタスクをチェックし、優先順位が低くて今後も作業しそうにないものは削除するなどの作業をおこなう。これでToDoリストをクリーンな状態に保てる
- 一度作ったToDoリストはあくまでも状況に応じて柔軟に変更していくものと心得る。一度作ったからといってガチガチにそれに縛られる必要はない
2009年8月7日金曜日
ビジネス実務法務検定試験3級公式テキスト〈2009年度版〉
最新 政治のニュースが面白いほどわかる本
1.1 構造改革は悪者か?
日本のジニ係数は世界でも最小クラスだし、小泉時代は拡大が緩やかになった/全雇用者のうち3人に1人が非正規雇用者/東洋酸素事件…「業績の悪い部門があっても、従業員を解雇してはいけない」/正社員の生涯賃金は2億円、非正規雇用の人は1億円/雇用保険や厚生年金にも入れないケースもある/小泉内閣の規制緩和・自由化で、製造業の派遣やタクシー事業の自由化が実現/メリットもデメリットもある/同じ仕事なら同じ給料―オランダでは実現/外国人投資家の増加は日本への期待
1.2 構造改革はなにをやった?
借金は800兆円(国+地方)/小泉前は公共事業/不良債権は33兆円(01)→12兆円(06)へ減少/役所の下にある特殊法人の無駄遣い―政府が経営する会社/道路公団の赤字40兆円/財投(郵貯や簡保が元、第二の予算)は国家予算じゃないから国会の議決が要らない/道路公団にも必要な仕事はある、小泉首相は特殊法人の統廃合や民営化を進めた/出口は道路公団とかの特殊法人、入り口が郵政/郵貯や簡保のお金は340兆円もあった/まずは道路公団を民営化して、赤字の垂れ流しをやめた。郵政も民営化。つまり入口と出口の改革を同時にやった
1.3 構造改革はやめるべきか?
建設業の経済効果はデカイ/失われた10年で、130兆円ものお金が経済対策に注ぎ込まれた。でも経済成長率はわずか1%だった/でも、公共事業を削った(8兆円近く)小泉時代後半は2%以上だった/先進国では預金金利と国債の金利は大体同じなのが普通/福田内閣の「道路財源の一般財源化」って?―福祉や安全保障にも使ってOK/24時間稼動の空港を/衆院で2/3以上なら法案は通るが時間がかかる/東京中央郵便局の建て替えはダメ?―「トキを焼き鳥にするようなもんだ」/定額給付金はゼロサム・ゲームだ
2 政権交代
2.1 どんな政権ができる?
参議院はいらない?/誰に渡したらいいかわからない年金が何千万件も出てきた/民主党+国民新党+社民党
2.2 二大政党制
93までは2-6名の中選挙区制だったから、小さな政党にもチャンスがあった/小選挙区制はウィナー・テイク・オール的だけど二大政党制になりやすい/でも、比例代表がそれを阻害してる/参院で否決された場合、60日経てば衆院の議決が優先/二大政党制で政策が似通ってくるのは当然/「民主主義は最悪の政治形態だが、民主主義以上の政治形態はない」(チャーチル)
2.3 自民党と民主党
55年、98年/自民党…憲法改正、自衛隊堅持、国家・国旗法制定、日米安保堅持、外交方針、伝統的なものに対する理解/田中角栄の日本列島改造論により、日本中で公共事業―戦後の壊滅状況の中でインフラ整備の必要性/高度成長期による公害問題/「均衡ある国土の発展」―過密と過疎を同時に解決/過疎地へのアクセスを容易にすることで地価が高騰、狂乱物価/バブル崩壊により、無駄な公共事業をやめよう(小泉路線)/政策は時代によってその善し悪しが変わる―角栄と小泉では状況が違う/自民党の派閥抗争による「擬似政権交代」/自民党は国民政党/96年、旧民主党(菅、鳩山)/民主党を支持する最大の団体は、労働組合の「連合」(700万人弱)/
2.4 日本に必要な政治とは?
3 国際貢献
3.1 自衛隊のソマリア沖派遣
3.2 日本の国際貢献
3.3 テロリズム
2009年8月5日水曜日
速読・多読でビジネス力が高まる!スピード読書術
ネット時代にこそ読書
1 本をツール化
速く読んだほうが理解できる/何度も繰り返して読む/最初から最後まで読まなくていい/異分野の本を同時進行で読む/本は、読めば読むほど読めるようになる
2 スピード読書術
全体が分かれば部分が分かる/目次だけ見て語る/本文よりもまず見出し/まえがきとあとがきだけでも読む/分からないときこそ速く読む/積読はタイトルが見えるように/読書は忘却との戦いだ―定期的にコンタクトを取る
3 選書術
本好きな人は人嫌い、人好きな人は本嫌い?―本好きと人好きは両立するもの/読めば読むほど自分が無知でいかにあるかに気づく/好奇心が読書の原動力/読書の二極化
4 コミュニケーション読書術
嫌いな分野、嫌いな著者の本をあえて読んでみる/学んだ知識を使ってみる
5 ロジカル読書術
宝を見つけたのに目印をつけずにかえらなければならない気分だ
6 アイデア読書術
大型書店で未知のフロアへ/同じフォーマットでさまざまな分野の知が揃う―新書/愛読書を訊いてみる/本棚を見せてもらう
7 アウトプット読書術
言語化されていない知を、本という補助輪を使って言語化できる/本を贈る
あとがき
ブリッジマンの技術
フレームワークの橋渡し
1 フレームワークは人間関係の基本原理
大金はいくらか?―頭の中にある「フレームワーク」/「海」とは何だ?/「読書はすでに自分が持っている考えをなぞる行為である」/世界一短い手紙―「?」「!」(ユゴー、『レ・ミゼラブル』)/人は見たいものしか見ていない/「われわれは、自分と同じ意見の人意外は、ほとんど誰のことも良識のある人とは思わない」(ロシュフコー)/「敵の哲学を知ることのほうがよりいっそう重大なことである…」(ジェイムズ、『プラグマティズム』)
2 相手を知る
相手の関心に関心を持つ/相手が何を欲しがっているか/まずは見かけから―服装や格好を丁寧に見る/世代ごとに異なるフレームワークを前もって予測して自らの振る舞いを決めなければならない/相手が他人にどんな行動をとっているか―自分に対してどんな行動をとるかよりもずっとよく見える/相手の関心は、使っている言葉から推量する/形容詞に注目せよ/小さな点からフレームワークを推測―部分から全体を知る/相手が使う回数の多い言葉に注目/人は言って欲しいことを自分から言う/普段の会話を何気なく気に留めて、個々人の固有のメニューを覚えておく/相手の口癖を読み取る/非言語メッセージから探る/「胸にぐさり」反応はないか/視線を追いかける/行動だけが真実―行動だけを見ていれば相手の真意を見間違うことはない(「やっていることだけが本当のこと」)/相手が話しやすい環境をつくる/普通の人は話を否定されると大変弱い―否定・批判をしない聞き方を/肯定しながら聞く/相手へ問いかける項目を整理/クローズド・クエスチョンで相手の思考を整理/話し手自身が何を話しているか分からなくなることはしばしば/ブリッジマンの最重要事項は相手をよく観ることである
3 自分を知り、自分を変える
人間関係の軋轢は、しばしば自分がどういう人間か分かっていないために起こる/自分では何も悪いことはしていない?/いまイライラしたか?―自分の嫌いな状況に、いま置かれている、それを認識した上で言葉を選び、話す/相手を攻めるような話し方をしてはいけないのである/イライラしたからといってすぐ相手に対して行動を起こしてはいけない/多くの人が「まず相手が変わって欲しい」と思うが、「変えられるのは自分だけ」である/相手に合わせて自分を一時的に変える。当該目的を遂げたら、また自分のフレームワークに戻って行動してOK/最初に自分を変えなければならないという鉄則/「一点だけ譲歩法」―土産を持参するくらい大したことではない/「一時的優越感からの脱却」―相手をヘコませてやりたいという小さな目的はさっさと捨てなければならない/負けカードを出して人間関係を円滑に/「議論などは、よほど重要なときでない限り、してはならない」(司馬遼太郎、『竜馬がゆく』)/笑顔は万能の武器/翻訳機能―声がかかること自体、憎まれていない証拠/「水入り法」―トイレやコーヒーのフリをして席をはずす/ブリッジマンの頭は常に冷静であったほうがよい/言葉を選び、言い回しに気をつける
4 ブリッジマンになる
誰にでも当てはまるオプションというのは存在しないから、数多くの代替案を用意する/たとえ話も相手のフレームワークに合わせる/ビジュアルで視覚に訴える/強調したいこと以外は思い切ってカット―ノイズの除去/相手の気分を損ねない言葉がけ/指示するときは丁寧な口調で―バッファ(緩衝材)を持たせよ/否定は「のし言葉」付きで(クッション言葉)/はじめから角と角を付き合わせるのは得策ではない/「いまから言うことは大変失礼なことかもしれないのですが…」といってしまえば、たいていはOK/傍目八目―ひとごとなら余裕を持って見られる
5 フレームワークを使って難しい内容を読み解く
優しい言葉に代えてもらえたなら、内容は簡単なことは多い/解説やあとがきから読め/時代背景などの歴史的な知識を持つことが役に立つ/棚上げ法でスルー/几帳面な人は科学者としてはあまり成功しない/好奇心から教養を広げる
おわりに
金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本―近現代史
2009年8月4日火曜日
手にとるように哲学がわかる本
BC6-AD3 古代ギリシア
3-14C 中世
15-18C 近代
19C- 現代
1 古代ギリシア哲学―世界の根源
ミレトス学派/ピタゴラス/ヘラクレイトス・エレア学派/多元論・原子論/プロタゴラス/ソクラテス/プラトン/アリストテレス/エピクロス派・ストア派/懐疑学派/新プラトン主義
2 中世哲学―キリスト教
キリスト教の誕生と伝播/アウグスティヌス/アンセルムス/普遍論争/トマス・アクィナス/ドゥンス・スコトゥス/オッカム/エックハルト/クザーヌス
3 近代哲学―人間の本質
ベーコン/デカルト/パスカル/スピノザ/ライプニッツ/イギリス経験論/社会契約論/カント/フィヒテ/シェリング/ヘーゲル/マルクス/ショーペンハウアー
4 現代哲学・前期―哲学批判
ニーチェ/フロイト/ベルグソン/キルケゴール/ヤスパース/サルトル/フッサール/ハイデガー/メルロ=ポンティ/ウィトゲンシュタイン/オースティン/論理実証主義/ソシュール/バルト/クリステヴァ
5 現代哲学・後期―脱西洋
レヴィ=ストロース/アルチュセール/ラカン/フーコー/デリダ/ドゥルーズ/リオタール/レヴィナス/ハーバーマスとルーマン/ロールズとノージック/リンギス/ネグリとハート
6 東洋哲学―宗教
ウパニシャッド、ブッダ/大乗、小乗/六派哲学/ヴィヴェーカーナンダ、オーロビンド/ムハンマド/キンディー、イブン・スィーナ/イブン・ルシド/イブン・アラビー/天/孔子/儒教の国教化/朱子学/毛沢東/神道/仏教伝来/鎌倉新仏教/儒学/国学/西田幾多郎、和辻哲郎、田辺元
7 現代社会
2009年8月2日日曜日
仕事頭がよくなるアウトプット勉強法
1 アウトプット勉強法
2 自己管理こそシステムに任せよ
3 アウトプットありきの読む習慣
4 日記はディテールにこだわれ
5 データ化と紙
6 打ち出の小槌は縦にふれ
7 仕事頭のいい人を見抜くポイント
エピローグ
三日坊主は「三日分は勉強した」/朝令暮改はリーダーにとって常識/90点を目標とする/完璧主義の誤謬/どうインプットするかではなくどうアウトプットするかを決めて読む/本は全部読まない前提で買う/薄い本&厚い本/効率性には引き算の読書/上半分しか読まない/見出し+数行でもだいたい把握できる/読まない部分を決める―いったんめくるとつい読んでしまう/メモはPCに/定番は『日経ビジネス』、特集によっては『ダイヤモンド』『東洋経済』/「みんなが読んでいるから読む」のはビジネスパーソンの鉄則/「歴史を勉強していなかったらブタだよ」「欧米エリートの必須科目は歴史と哲学」(『ソロスは警告する』)/「小説に読みふけり、まやかしの感情に支配されると、健全な心はゆがみ精神の麻痺する危険性が大きくなる」(『自助論』)/メンター本を持つ―『人を動かす』『すぐに利益を急上昇させる21の方法』『ビジョナリー・カンパニー2』/相手のためにメモを取る/ドリームノートには同じ夢を繰り返し書くことが多い/首は必ず縦に振る/仕事頭の良さは人付き合いのよさに比例する/他人を活用する/名前を覚えること―F.ルーズベルトと一介の機械工/プロの意見と素人の意見―両方重要(しばしば素人の意見を軽視しがち)/人から助けてもらえるのは、かわいげのある人/ホームランよりもこつこつヒッター―松井よりもイチロー/結論ファーストでロジカル度を判断/「駅から当社までの地図を描いてください」/消しゴムのカスで見抜かれる
デリバティブのプロが教える 金融基礎力養成講座
1 金融の基礎知識
「確実なものは何もない」(ルービン)/ランダムウォーク/ラプラスの悪魔/不確実性の霧/市場は典型的な複雑系である/バタフライ効果/市場の最大の機能は価格を形成すること/見えざる手/市場に必要なのはメンテナンス/市場に代わりうるものは存在しない(政府が代わることはできない)/インフラの整備と多数の投資家の参加が必要/数字の意味をざっくりと把握しておく/日本のGDPが500兆円というように、基準をいくつか覚えておくとイメージしやすい/歴史は最良のテキスト/バフェット流「時間に関する大数の法則」で不確実性を薄める
2 金融市場
①金利(債券)、②株式、③為替の各市場/国債680兆円、銀行貸出420兆円、株式350兆円/金利は株式や為替ほど大きく動かない/金利にはいろいろな種類があるが、重要なのは、無担保コールレート(翌日物)と新発10年国債利回り―短期と長期/金利は市場による成長率の予想値である/金利≒名目成長率→金利≒期待実質成長率+期待インフレ率/
3 実体経済と金融市場
ラフな数字をつかんでおく/GDP500兆円/1億3000万人/400万円/人/アメリカ1400兆円、世界のGDPの1/4/日本の最大の貿易相手国は中国/EUの影響はアメリカ、中国には及ばない/GDP=民間消費+政府支出+住宅・設備投資+輸出―輸入/最も割合が高いのは民間消費で比較的安定して動く/投資や輸出入は比較的大きく動く/アメリカは消費主導(70%)、日本は設備投資と輸出主導/第三次産業(サービス業)は鉱工業をはるかにしのぐ規模だが、景気の動向を占ううえでは依然重要/専門家でないなら「景気動向指数」と「日銀短観」をみておく/アメリカなら「雇用統計」が重要/アメリカでは雇用調整が迅速に行われる/アメリカと日本はカップリング/中国は経済統計が整備されていない/雇用拡大→株価上昇/市場の予測機能―市場は予想によって動く/でも、市場はしばしば間違える/投資家の心理状態も反映/市場の自己実現力―噂が実現/風説の流布/積極的なディスクロージャ/87.10ブラック・マンデー/名目成長率=インフレ率+実質成長率/消費者物価指数(CPI)/中国でも、原料や燃料の値上がり、低賃金労働者の確保が難しくなってきた
4 新金融技術―デリバティブとその他の金融商品
5 リスク管理とポートフォリオ管理
市場を正確に予測することは誰にもできない/BIS規制、バーゼルⅡ/8%、4%、実際には10%以上/デレバレッジ/VaR…想定される最大の損失額/ランダムウォーク理論、正規分布/壮大な知的サギ?/ボラティリティー(標準偏差、バラツキ)/ファットテール/「すべての卵を1つのかごに入れてはならない」―ポートフォリオの基本/とはいってもリスク管理に完璧はない機械的なロスカット/プロスペクト理論によりマイナスの限界効用も逓減するから
6 相場変動のダイナミズム
キチン・サイクル(在庫投資、3-4年)…超過需要、労働投入、賃金増加、失業率減少、需要増加/意図した在庫、意図せざる在庫/SCMによる在庫の圧縮/ジュグラー・サイクル(設備投資、10年程度)…工場の新設のような大掛かりなもの/Y=F(K,L)でLは短期的、Kは長期的。在庫投資はL、設備投資はK/ほかにクズネッツ・サイクル(建設投資、20年程度)やコンドラチェフ・サイクル(イノベーション、60年?)があるが、現実的な景気変動要因としての説得力はやや弱い?/相場変動の自己増殖作用/人間は保守的でリスクを厭う/なぜ、バブルであることが分からないのか?―自己正当化作用/自動的なロスカット・ルールが売りを加速させる/相場下落はそれを加速させるメカニズムを内包している/逆に、それを待ち構えていた投資家も大勢いる/ミンスキー・サイクル(レバレッジの変遷によるサイクル)
7 バブルの発生とその崩壊
1920年代米国の「永遠の繁栄」/バブルの発生/欧州経済危機がドイツにナチス政権を発生させた最大の要因/WWⅡの戦争特需
エピローグ
竹中式マトリクス勉強法
1 マトリクス勉強法とは
勉強マトリクスとは―天井がある⇔ない、武器としての勉強⇔人と人を結ぶ勉強/記憶勉強、仕事勉強、趣味勉強、人生勉強
2 竹中式勉強法
すべての勉強に締め切りを設定/議論をするにはたたき台となる試案が入用/テーマごとに1冊の勉強ノートをつくるのも妙案/何事も基本がすべて/財務省エリートのすごすぎるメモ術/書いて打って捨てる/私は宴会を抜け出す名人―時間は自分でつくるもの/残業するほど暇じゃない/人も本もいいものだけを選ぶ/知的生活を妨げるのは意味もなく人と群れること/知的好奇心を刺激してくれる人と積極的に付き合う/定点観測ポイント―この雑誌のこのコラムだけは必ず読む/友人は数多くいればいいというものではない/初代ウォークマンを迷わず買った大先輩/お金の使い方にこそ品格が表れる/徹夜は知的生活の大敵/『知的生活の方法』/朝はルーティン、夜はクリエイト/本も資料もどんどん捨てる―いつでも入手可能かが判断基準
3 記憶勉強法
飽きるほど暗記と基礎を繰り返せ/参考書ではなく問題集を暗記せよ/資格試験は実によくプログラムされている/英語の資格を獲得することは、①英語の実力を証明、②実力をつけるという、二重の意味で効果的/paraphrase(パラフレーズ、言い換え)は記憶の定着をよくする
4 英語勉強法
暗唱で英語を頭の中に詰め込む/音読―みっともないなんて言ってられない
5 経済勉強法
「あまのじゃく」は発想力の源/「庭師と植物学者は違う」(クルーグマン)―政策と経済学も違う/具体的な対案を出すのが議論のルール/批判は3種類に集約される―①コントラリアン型(いつも反対意見を言う)、②永遠の真理型、③ラベルを貼る型/誰もが見られる公開情報だけで十分
6 世界に通じる勉強
聞くことは相手の思考体系を探ること/ほめること、エンカレッジすることの威力は絶大/20代は引越しの手伝いから灯油の補充まで何でもやった―雑用ができることこそ汎用性の高いスキルだ
2009年8月1日土曜日
他人の本心をズバリ見抜く「裏」心理テクニック
左肩が落ちていた―肩こり?/以前の会話を記憶しておき、頃合を見て指摘する/好意を持つのは「似た人」か「正反対の人」/反応を見てどれほどの熱心さかを推し量る/人間には誰にでも当てはまることが山ほどある―バーナム効果/わたしはバーナム語以上に優れた話術を知りません(バーナム効果とは別物)/「あまり」「多少の」「わりと」―感覚や程度を表す言葉を文の中に埋め込む/形容詞、副詞はほとんどバーナム語/彼女の「バカ」と上司の「バカ」―テキストだけで判断できない/人の悩みにはほとんど個性がない/観察するときは環境に目を向ける(性別、年齢、年収、家族構成…)
2 観察力をアップする基本的な知識
意識しない限り観察できない/カクテルパーティ効果と選択的知覚/「今日は香水をつけてないな」と気づける人は少ない/小さな情報を拾い、意味を考える/観察は非常に積極性が求められる行為である/「見る」のではなく「観る」/関心があることはよく観える/いろいろなことに関心を持てばいろいろなことが観える/仮説を立てれば完全に観える(小宮)/なぜ会話が弾まないのか?―興味がないから/何の感情も入らない会話というのは味気ないもの/細く長い観察ではなく、太く短い観察を/10年かけて気づくのか、数時間・数日で気づくのか/心理学の理論は使えない?―ユング、クレッチマー
3 日常生活で役立つ人間観察
見抜くポイントを1つに絞り、2択で観察/人間性は隠しきれず、細部に必ず出る/すべての動作をそのフィルターにかけて観る/…そういう視点に絞って観ようとした人にしかわからない/観察するときは全体よりも細部/全体の雰囲気というのは、本来の自分と違うように変えられる/しゃべったことよりも行動を観る/まとめると、(簡単)しゃべったこと→大まかな行動→さりげなさ・細かさ(困難)/しゃべったことを重要視するのはかなり危険、さりげない点を観よ/失敗をみるときは、人間性を観るチャンス/感情が伴うところを観る/本当の「人間」が出てくる瞬間―理性が取り払われたときこそ―酒席/自宅に上げてもらったときは観察の絶好の機会/相手の過去が分かれば未来も読める
4 価値観を見抜く質問力
「…についてどう思いますか?」/さらっと聞く/たった1つの質問をするだけで相手の価値観はまる分かり/相手がしてきた質問を観る―それが相手の価値観を表す/そのような質問が頭に浮かぶということは、その人の頭の中にそのような判断基準が存在することにほかならない/関心のありかを見抜く/情報を取られようとしていることが分かると心を閉ざす/受け取る心理状況が違えば、同じことでも受け取る意味が違う―状況が分からないと心理は読めない
5 読心術
人の心は、表情として、必ず表れる場合と、表れない場合がある/読めないタイミングで読もうとしても無駄/読心術は顔だけに絞る/観察するタイミングは自分がしゃべっているとき/目もと、口もと/脅威の表情筋観察テクニック
一生モノの勉強法―京大理系人気教授の戦略とノウハウ
1 戦略的勉強法とは
場当たり的ではダメ、システマティックに/知識と教養、両方大切/コンテンツ能力、ノウハウ能力、ロジカル・シンキング能力/好きな勉強だけにこだわらない/どうしても無理なら捨てる―勉強の損切り/遊びから教養を深める/最初のハードルはできるだけ低く
2 勉強の時間を作り出す
締め切り効果(デッドライン仕事術)/昼休みは隠れた資源、思い切って寝るのも戦略/集中するためには弛緩する時間も不可欠だ/シャドウ・スピーキング/手帳は1冊で管理/仕事、勉強、遊びのバランス/飲み会に2時間以上いてはならない/酒席は人間関係を学ぶ場/ニュースを長時間テレビで見る必要はない/睡眠を削ってはならない/起床時に水を飲む
3 情報整理術
PCは極力アウトプットに使う/PCに百科事典をインストールする/人間の記憶力はまったくあてにならない―記録せよ/4色ボールペン、6色のマーカー/ノートはA4のルーズリーフ(罫線6ミリ)を表だけ使いバッファを確保/バインダーは一時的な保管場所/あえてノートをとらないというテクニック/本は背表紙が見えるように置く/知的生活をしていると、本はあっという間に増えていく/クリアフォルダはぜいたくに―1情報には1フォルダ/色つきを5%くらい使う
4 読む力
おそろしく知識が偏っている/いろいろな分野の本を読む/読書のアドバンテージが高くなっている/多読が基本、アンテナを増やす/即買いが原則/汚すためにも所有する必要がある/学校に行かなくてもたいていのことは本で勉強できる/常に知的好奇心を失わないためにも、書店に行く習慣を持つ/図書館では普段読まない本を/いかなるテーマでも入門書は最低3冊(1冊くらいは新書を)/つまらなければ切り捨てればよい/速く読めそうな本を優先/児童書は入門書の宝庫/入門書はともかく、ビジネス書は最初から最後まで読み通す必要などない/「インデックス法」で狙い撃ち、「棚上げ法」でスルー/1行でも役に立てば買っておいて損はない/理解できるところだけ読んで吸収すればモトは取れる
5 理系的試験突破の技術
試験を介することで合理的な勉強ができる/気力や努力でなくシステムに任せる/あとは問題集に向き合うだけ/完璧主義は不要、試験はドライに/ミシュランでいう三つ星の論点からヤマをかける/過去問を研究するのが王道/集中力は1時間が限界/スキマ時間は単純暗記/情報は3段階で記憶する―記憶していないことを絞り込む→①黙読で理解・定着→②音読→③書く/記憶を引き出す習慣によって、復元能力は高まる/システムをつくったら、あとは機械のように学ぶ/システムを他人事のようにみなす/試験は解ける問題から解き、必ず見直しをする(バッファ法)/線を引いたり、書き込む/統一化とか規格化はクリエイティビティの敵/線を引く箇所は時間とともに変化する/効率重視の勉強に、なぜ古典?/世界の名著は「さわり」だけでも読んでおく/通常、情報は1日1回確認すれば十分/新聞を隅々まで精読するより、新書を1冊/新聞は1日10分、見出しと5行だけ/情報収集の時間を考えよ/雑誌だって消化不良にならないように
6 人から教わる
異業種で働く人を知るのは有意義/フルネームのパワー/ギブ・アンド・ギブからはじめよ
おわりに
勉強は場当たり的ではなく、システムの一部としてやる/勉強はとても楽しいものなのです
若者は、選挙に行かないせいで、四〇〇〇万円も損してる!?
1 若者は政治によって損をしている!?
受益格差と世代間不均衡/+1500万円、△2500万円/投票率のせい?/「無党派層は寝ていろ」/得をしているのは老人ばかりではない/教育程度が高いほど政治リテラシーが高い傾向
2 有権者
有権者ではなく利益団体と官僚が政治を動かす現実/国会議員と有権者の関係は投票と政策だ―八百屋で大根を買うのと同じ/party competition/政党は政策という商品を売る。そしてよい商品を売る政党が生き残る/しかし、現実には競争原理は働いていない/選挙公約のタイムラグ(1-3年)/日本では政権交代が少ないため商品(政策)が劣化している可能性がある。また、政治リテラシーが低いため違った商品が届けられた事実にさえ気づいていない/合理的棄権仮説と合理的無知仮説/1億人÷300選挙区=33万人/短期的には許されても長期的にはまずい/政治面と経済面の見出しだけでも見よう/政治知識の有無にかかわらず投票所に行こう/どうやって決める?―鉛筆、顔、政党、別々の政党を書く/政権交代を繰り返し、政党間競争を促すほど理想に近づく
3 国会議員
480+242=722/後援会、親族、後援団体―基礎票と上積み/年収は2200万円+αで4000万円以上/国会議員の力は弱い/公設秘書はたったの3人/公務員は約360万人/左よりの政党は共産→社民→公明/メジアン有権者の定理―自民も民主も政策はほとんど同じになる/メジアン有権者とはイデオロギー的に中間に位置する人たち/自民党のマニフェストは実行されてないことがたくさんある/派閥順送り人事
4 特別利益団体
special interest group/圧力団体/国会議員への影響力は絶大/全米ライフル協会(NRA)、ロビイスト/宗教団体、創価学会/日本の仏教徒は公称9000万人/特別利益団体のパワーは①組織票と②政治献金/当選に必要なのは最低1億円だが、一概に「二当一落」とはいえない/特別利益団体、有権者、国会議員の関係/トヨタは毎年6500万円献金している/一般の有権者が損をして、特別利益団体に入っている人が得をする/大口献金団体トップ3は、日本自動車工業会、石油連盟、日本鉄鋼連盟、それぞれ約8000万円/大口献金企業トップ5は①トヨタ自動車、②キヤノン、③三菱重工業、④新日本製鐵、⑤東芝、日立製作所、パナソニック(6400-4000万円程度)/創価学会800万人は公明党/農協900万人は日本最大/経団連/連合650万人/「?→国会議員→政策・予算」、?は有権者であるべきだが、実際には特別利益団体になっている/特別利益団体より強力な団体、官僚組織
5 官僚組織
公務員360万人(ざっくりと地方300万人、国家60万人)/
6 政治を変えるのは、あなた!
国会議員-特別利益団体-官僚組織(鉄のトライアングル)⇔有権者/借金は800兆円超/
あとがき
合理的選択理論(rational choice theory)、公共選択理論(public choice theory)