2009年7月11日土曜日

ゲシュタルト心理学

ゲシュタルト心理学
人間の精神は部分や要素の集合ではなく、全体性や構造こそ重要視されるべき

ヴェルトハイマーはゲシュタルトを知覚するときの法則について考察し、以下に挙げるような法則(プレグナンツの法則、プレグナンツとは「簡潔さ」の意)を示した。これらは視知覚によるものだが、後の研究で記憶学習思考などにも当てはめられる事が判明している。

プレグナンツの法則
近接の要因
近接しているもの同士はひとまとまりになりやすい
 ||    ||    ||

類同の要因
いくつかの刺激がある時、同種のもの同士がひとまとまりになりやすい
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閉合の要因
互いに閉じあっているもの同士(閉じた領域)はひとまとまりになりやすい
〕〔   〕〔   〕〔   〕〔
よい連続の要因
いくつかの曲線になり得る刺激がある時、よい曲線(なめらかな曲線)として連続しているものは1つとして見られる
例えば、「ベン図」では、「円が2つある」と認識され、「欠けた円が2つと、ラグビーボールのような形が1つある」とは認識されにくい

ゲシュタルト崩壊
全体性を失って、個別のみを認識するようになる
例えば、同じ漢字を長時間注視していると、その漢字がバラバラに見えたりする

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