人間の精神は部分や要素の集合ではなく、全体性や構造こそ重要視されるべき
ヴェルトハイマーはゲシュタルトを知覚するときの法則について考察し、以下に挙げるような法則(プレグナンツの法則、プレグナンツとは「簡潔さ」の意)を示した。これらは視知覚によるものだが、後の研究で記憶や学習、思考などにも当てはめられる事が判明している。
プレグナンツの法則
近接の要因
近接しているもの同士はひとまとまりになりやすい
|| || ||閉合の要因
類同の要因
いくつかの刺激がある時、同種のもの同士がひとまとまりになりやすい
□■■□□■■□□■■□□■■□□■
互いに閉じあっているもの同士(閉じた領域)はひとまとまりになりやすい
〕〔 〕〔 〕〔 〕〔よい連続の要因
いくつかの曲線になり得る刺激がある時、よい曲線(なめらかな曲線)として連続しているものは1つとして見られる
例えば、「ベン図」では、「円が2つある」と認識され、「欠けた円が2つと、ラグビーボールのような形が1つある」とは認識されにくい
ゲシュタルト崩壊
全体性を失って、個別のみを認識するようになる
例えば、同じ漢字を長時間注視していると、その漢字がバラバラに見えたりする
0 件のコメント:
コメントを投稿