2009年7月25日土曜日

15歳からの外交官が書いた国際問題がとりあえず全部わかる本

内容紹介
いま新聞やテレビ等で話題になっている国際問題のうち、ほんとうに大事なことだけを厳選し、コンパクトにまとめた、これまでにありそうでなかった本です。
本書を読めば、たったの2時間で、国際関係の知識をざっくりと身につけることができます。

■本書の特徴は、次の5つ!

1 著者は現役の外交官!
著者は現在、外務省アジア大洋州参事官。内容の信頼度は抜群です。
2 最新の時事ネタ満載!
08年冬の世界金融危機、オバマ政権誕生、09年5月の北朝鮮の核実験まで、最新の時事ネタを網羅しています。
3 知りたいところだけ読める!
地域別(朝鮮半島、中東、中国、アメリカ・・・)、キーワード別(戦争と平和、経済、貧困問題、環境問題・・・)の2部構成。
いま知りたいところだけをさっと読むことができます。
4 地図、新聞記事を多数掲載!
国際問題の理解には欠かせない地図、図表、新聞記事などをふんだんに盛り込んでいますので、ざっと眺めるだけでも重要事項が目に入るつくりになっています。
2色刷で、すっきりしたレイアウト。
5 便利な用語解説つき!
特に重要な用語については、「用語解説」をつけています。
また、解説用語の索引をつけましたので、ピンポイントで知りたい用語から引くこともできます。

高校生・大学生の副読本に、大学受験の小論文対策、
就職試験の一般常識問題対策、ビジネスマン・公務員の昇進試験対策にと、
幅広い用途にお使いいただける1冊です!

内容(「BOOK」データベースより)
この本は、世界の大きな流れを俯瞰しながら、問題の本質をわかりやすく説明する基本ハンドブックです。これ1冊で、国際問題の最小限のエッセンスを、さっ と身につけることができます。地域別・分野別の2部構成になっています。巻末付録に「もっとくわしく知りたい人のための国際問題キーワード13」つき。


(第1部)
1 東アジア共同体?
冷戦の残滓/カシミール問題/13億の中国、11億のインド/ドカ食いの成長/日本のアジアに対する歴史

2 中国は責任ある大国になれるか?
政冷経熱/戦略的互恵関係/GDP3位/世界の工場と市場/環境汚染、資源・エネルギー問題、格差、汚職…/鄧小平/70-80年代/天安門事件/社会主義市場経済/「改革・解放」/年率9%以上の成長/共産党一党支配と市場経済の並存が党幹部の汚職を蔓延/三農問題/シマウマもライオンもとにかく走り出せ/知的所有権、環境への配慮?―海賊版の氾濫や環境破壊/中国語や中国文化の理解/沿海都市部の富裕層や中間層(1億人を突破)の高消費社会/胡錦濤は安定した日中関係重視/シーレーン(海上交通路)/150年の屈辱の歴史と30年の大国意識/反日・反中や嫌日・嫌中の感情

3 北朝鮮の挑発
先軍政治/100万を越える兵力/2006年のミサイル発射と核実験/北朝鮮船籍の入港禁止と輸入禁止(現在も継続中)/「対話と圧力」/六者会合/2002年拉致の謝罪―17人のうち5人が帰国/日朝平壌宣言

4 台湾海峡―両岸関係
90年代の民主化/「台湾人であり、中国人ではない」/反国家分裂法―「一つの中国は絶対に譲れない」/2008馬英九―両岸関係改善への期待/日本は日中共同声明に基づき非政府間の実務関係として維持/中国側の台湾向けミサイル撤去等を期待

5 ASEANはアジアのEUになれるか?
対共産主義という共通の敵/全会一致(コンセンサス)意思決定や内政不干渉/とくにミャンマー問題、アウン・サン・スー・チー女史/2015年までにASEAN共同体を形成するという目標/ASEAN憲章の採択/福田ドクトリン(77)/ODA/アジア通貨危機(97)

6 インドの経済成長
ムンバイ同時テロ/印パの緊張/SAARC(南アジア地域協力連合)/豊富な若年労働力/カースト制度に縛られない/NPT未加盟、CTBT未署名/戦略的グローバル・パートナーシップ/日本は最大のODA供与国(約2300億円/08)/日本からの進出企業も急増/パキスタンのカシミール問題

7 イラクとアフガニスタン
(イラク)/メソポタミア文明/王朝がめまぐるしく交代/WWⅠ後はイギリスの委任統治領/スンニ派、シーア派、クルド人の抗争/フセイン大統領(79-03)の恐怖政治により、クルド人虐殺やイラン=イラク戦争/クウェートに侵攻(90)したが、湾岸戦争で多国籍軍に敗戦。大量破壊兵器の廃棄等を義務付けられる/米英等の武力行使によりフセイン政権崩壊(03)/治安は改善傾向にあるがテロ攻撃は頻発
(アフガニスタン)/多民族国家により、歴史的に強力な中央集権的政権ができない/89年ソ連撤退で共通の敵を失う/イスラム原理主義勢力、タリバンが全土を掌握(96)/01同時多発テロを受け、アメリカが侵攻すると、タリバン政権は崩壊し、カルザイ政権が誕生/タリバンやアル・カイーダによるテロは続く/治安はまだ回復していない/20年以上の内戦でインフラは壊滅的打撃

8 中東
石油の最大供給地/イスラエル=パレスチナ問題/20Cにはじまるシオニズムにより欧米に離散していたユダヤ人がパレスチナに入植/イスラエルが独立を宣言(48)/イスラエル=アラブ諸国間で4度にわたる中東戦争が起き、多くの難民が発生(パレスチナ難民は約460万人)/イスラエルとPLOの相互承認(93)/オスロ合意/パレスチナ人による暫定自治/イスラム過激派・ハマスがガザを制圧(07)/ハマスとファタハの対話を実現せよ/日本は「平和と繁栄の回廊」により、イスラエルとパレスチナが共存共栄していけるよう提唱/無視できないイランの核問題

9 アフリカ―紛争と貧困
内戦と紛争、貧困や感染症/ソマリアの内戦/コンゴの武力衝突/ダルフール問題/ジンバブエ問題/エイズ問題/アフリカの国境線は、西洋列強の帝国主義の下で引かれた/スーダン・ダルフール/第2のボツワナは現れるか―世界で最も早く成長した国のひとつ/石油をはじめとする豊富な資源/TICAD(アフリカ開発会議)

10 EU
27か国、4.9億人、GDP14.5兆ドル/パスポート・コントロールや関税も廃止/深化と拡大/トルコの加盟問題―ほとんどがイスラム教/キリスト教徒イスラム教の歴史的和解が実現?

11 ロシア
バルト3国を除く旧ソ連邦諸国は、CISを形成/NATO加盟を希望し、新欧米路線を明確にしたグルジアは、南オセチア問題をめぐってロシアと軍事衝突/好調なエネルギー関連産業/「偉大なロシア」の復活/二頭体制/旧東欧諸国へのMDを進めるアメリカやNATOとの緊張関係/とくにNATO拡大をロシアは警戒/CIS加盟国の離反は実力で阻止!/「新冷戦の到来を恐れない」(メドベージェフ)/日露行動計画/中長期的にエネルギー資源の供給源が東シベリアに移動、日本の協力、ハイテク技術に関心/日本の輸入の多角化のためにも有益

12 アメリカ
1776に独立した歴史の短い国/WWⅠ後に大英帝国に代わって世界大国となった/アメリカの影…双子の赤字、貧富の格差、犯罪と銃社会、医療費、無保険者、不法移民etc/イラク戦争とユニラテラリズム/オバマの登場/軍事力だけでなくスマートパワーを駆使/国際協調主義

(第2部)
13 国家の戦争から非国家の紛争へ
14 核兵器の拡散
15 安全の確保
16 ヒトの派遣はどこまで可能か?
17 領土問題
18 歴史問題
19 ゼロサム・ゲームかwin-winか?
20 グローバル化の功罪
21 世界経済、3つの問題
22 日本経済
23 資源、エネルギー、食料問題
24 環境問題
25 貧困と開発

補講(国際問題のキーワード13)

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